Slickforceスタッフ ラスベガスにてフォトショップワールドウエスト敢行!
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ようやく、先週ラスベガスでのフォトショップワールドから帰ってきました! 美女モデルエスター・ハヌカとアヤンナ・ジョーダン(ディスク1,7マスタリングレタッチファン)を車のトランクに積み込みあるミッションのため、シンシティへと向かいました。
今回のショーでは、マスタリングレタッチがipadでも使用可能になるというビッグニュースを掲げた私達のブースは多くの人々により取り囲まれました。今回のPSWを利用して、11月12-14日、ロサンゼルスにて行われる、写真家、アーティストのための2日半にわたるワークショップ「PhotoKamp」についても告知させていただきました。PhotoKampの先行販売には、最初の告知から2週間で完売になってしまうほど、多くの反響をいただきました!
今年はオーランドショーの時に比べてブースのサイズを2倍にしたため、より多くのファン、友人、またカメラマンやフォトショップアーティストと出会う機会を持つことが出来ました。German wunderkindのカルビン・ハリウッドもスタッフやモデル達のため、私達のブースに顔を出してくれました。またマット・クロスコースキー(PSの天才)、デイブ・カールドン(レタッチの伝説)、Wacomの第一人者ウェス・マッジオからもフォトショップワールドでの活躍に対し祝福して頂きました。
これまでにお会いした優秀なタレントやアーティストの方々への尊敬はもちろんですが、私の自慢のSlickforceチームがやっぱり一番です。Opsディレクターケビン・セイバース、リードレタッチャージョイス・パーク、アシスタントデリック・エスクリッジはモデルのエスターとアヤンナの観客に向けたSlickforceについての説明を上手く支え、カメラマンのクリント・デービスとマット・ティモンズも快く私達のチームをサポートしてくれました。チームの熱心さには本当に感動し、私自身もまたこのブランドをより一層成長させたいという気持ちにさせられました。
インデックス:
TOP: iPhoneでのマスタリングレタッチ!
1-9: PSWへSlickforce Teamによる、どのように行われたかの紹介
10: Slickforceギャングサインを作り出すチーム
11: チーム (L-R): ケビン・セイバース、ジョイス・パーク、クリント・デービス、アヤンナ・ジョーダン、私、エスター・ハヌカ、デリック・エスクリッジ、マット・ティモンズ
12: Blush @ Wynnにてパーティー
13: モデル、アヤンナ・ジョーダンとエスター・ハヌカ
14: Eve nightclubにてアヤンナ・ジョーダン、 ナサニン・マンディが R&B アーティスト ミゲルのパフォーマンスにジョイン
スーパースターのメイキング: ケンダル・ジェンナー、 Part 2 of 2
このショットの初日の投稿をお読みいただいたように、このセッションはケンダル・ジェニファーの ウィルヘルミナモデルに向けてのポートフォリオ作成のため計画されました。そして実際にはこのショットはこれまでになく注目されることになりました。
この写真はLarry King Live、 E! News、 Inside Edition、Access Hollywood、 US Magazine、 OK! Magazine、 The Huffington Post、また50以上のブログにて特集されました。
初日、ケンダル はカメラを前にしながらも至って自然な姿を見せ、撮影を楽しんでいました。後から考えると、初日にまずビーチでのより困難な撮影をこなしたことは、その後のスタジオでの撮影を非常にラクに感じさせることができたため良かったと思います。
クライド・ハイグッドのヘアー、ロブ・スチッピーのメイクアップ、モニカ・ローズのいつもどおりの見事なスタイリング、Slickforceの最高のチーム 、私を広報の嵐へと導いてくれたクリス・ジェンナーには心から感謝しています!
ヘアーロック 2010 キャンペーン
今週ヘアーロックインターナショナルはOcean Drive、 LA Confidential、 Gotham,、Hamptons、Vegas magazinesを含める Niche Mediaのほとんどのタイトルを通し、全国的なキャンペーンの始動を公開しました。モデルの撮影にて関わってきた私の友人(ループ・セバロス)を通じて、SlickforceStudioにも今回のキャンペーンを持ち込むことが出来ました。プロダクションからキャスティングまで全てを自らこなしたため、キャンペーンモデルの中にはSlickforceからのスーパーモデルもご覧いただけることと思います。
様々なヘアースタイルのカメラにての写り方を見ることができましたし、ご存知のとおり美しいヘアースタイルを愛する私にとっては、今回の撮影は(特にヘアスタイリストのアル・イングラムには)非常に面白いものとなりました。 Slickforceチームはショット毎に工夫を加えるメイクアップアーティストゲイビー・ラモスを率いることで、全てのモデルの表情をより一層美しく写し出すことに成功しました。
ヘアーロック、またこの美しいキャンペーンの作成に 協力していただいた優秀なSlickforceチームのみなさん、本当にありがとうございました。
モデル (左から): アイリース・パッダ、ナサニン・マンディ、アヤンナ・ジョーダン、ジェニファー・リチャードソン、リミントン・ネルソン
旅行記 2010: ケニヤ — 聖なる森 and 猿
サファリやマサイ族との生活が私に衝撃を与えたのは明らかではありますが、それでもケニアでの旅を一言で表すとすれば「猿」以外には考えられません。
インド洋まで数歩で行ける私のビーチの小屋は 、猿の家族達が住むヤシや、バオバオ、マングローブの木に囲まれていました。猿たちは非常に頭が良く、人の行動をよく観察しています。彼らはまるで、私の苦しむ姿を楽しむ小さな人間のようです。驚いたことに、数匹のグレーサイクスモンキー、白黒のイボザルはあまり私を怖がることはなかったので、仲良くなることができました。旅の最終日、ベランダに出ようとした時、空にわたる野生の動物の鳴き声が聞こえました。すると突然木から猿が飛び降りてきたり、しっぽで木にぶら下がったりと大量の猿が現れ、目の前のベランダへと飛び乗ってきました。彼らはそこに座り込み、私がカバンからフルーツを出すまで、まるで吠えない犬のように我慢強く待ち続けました。そして彼らはすぐさま私の手からフルーツをもぎ取り、その場に座り込んで食べました。こんなこと今までに見たことがありません。猿たちが嬉しそうに私のバナナやリンゴ、クッキーまでも食べきりました! こうして私のサファリ経験の思い出は猿達により傷つけられることになりました。
またアバターのモデルにもなった神聖な森「カヤ・キノンド」へも訪問しました。根っこはあらゆる方面、ましてや上にまで広がるこの森の木々はこの世の物とは思えません。この森には料理やスパイスとして使用される薬用の木や草、神の儀式に用いられる木の葉なども生息しています。この場所はまさに平和を感じる場で、ディゴ族がこの地を彼らの魂の中心に選んだのも理解できます。
その日私がビーチの小屋に帰った時、荒らされた自分の部屋を目にし愕然としました。誰かが忍び込んだことは明らかでした。不思議なことに、カメラやパソコンを触った形跡はなく、そこら中にバナナの皮が残されているだけでした。誰が私の家に侵入し、キャノン5Dを残し、全てのバナナを食い尽くすのかを考えた時、犯人像が浮かびあがりました。もちろん猿達に盗まれたのです。
インデックス:
Top Images: カヤ・キノンド, 私のクッキーを食べているサイクスモンキー
1-5: カヤ・キノンド, 聖なる森
6: Dianiの私の小屋
7: 白黒のイボザル
8-14: 私の食料すべてを食べつくす、友達サイクスモンキー
スーパースターメイキング: ケンダル・ジェンナー, Part 1 of 2
普段共に仕事をし慣れた仲間が、ある日大スターになるなんてことはなかなかありません。もちろん、その仲間が元々スターであれば話は別ですが…しかし、いつか人々がこの写真を全ての始まりとして振り返る日が来るのだと確信できるように、写真においては特別な力が存在します。
先週、クリス・ジェンナーとカーダシアン一族の企画者兼、女性リーダーから彼女の娘(ケンダル)のウィルヘルミナ・モデルブックへの撮影依頼を申し込まれるという幸運が私に舞い込みました。彼女は先日のキム、クロエ、カートニーへの撮影振りを非常に気に入ってくれたようで、今回のケンダルにも同じように撮影してほしいとのことでした。驚くべき事実に彼女はまだ若干14歳とのことです。
ケンダルは非常に強い気持ちの持ち主でした。水に濡れたり、鋭い岩の上に乗り上がる撮影などにも純粋に首を縦に振り、アートになり得る撮影であればどんなものでも受けると答えました。姉妹らのこともあり、彼女のことは簡単に信頼することが出来ました。ウォーミングアップなんて意味がないですし、どのモデルにも行うように、まず最初に彼女にも一番難しいものを要求しました。彼女を太平洋に浮かぶ岩の上へと案内したところ、荒波が彼女の背中を打とうとも、ケンダルは見事な表情の明るさとともにプロフェッショナルなポージングを見せてくれました。
これ以降の撮影に関しても素晴らしいものが続き、ケンダルの一つのセットで学んだことをすぐさま次のセットで実行できる学習スピードの速さには驚愕させられてばかりでした。モデルには21歳(私の撮影における平均年齢)までに、各自、鏡などを使って自らのポージングをチェックし自分のスタイルを持ち合わせてもらいたい考えています。しかし、有名モデルの血を受け継ぐ彼女は、14歳で今までにほぼ経験が無いにも関わらず、彼女の才能は場外ホームラン級のものでした。
すでにE! News、 People、 In Touch、 Extra、Access Hollywoodなどで特集されているように、このショットが巻き起こした、大旋風は私が予測できるものではありませんでした。この写真は若いモデルにとっては刺激的過ぎると感じた人もいたようです。(サンプルビデオはこちらから) ですが、フェアに考えるには、ファッションモデルとグラマーモデルの間にしっかりとした区別を付けるべきではないでしょうか。アドリアーナ・リマ、ブルック・シールド、ミランダ・カー(挙げればキリがないですが)の若い時代に目を向けると、彼らの雑誌は16歳未満でもありながら、それこそ刺激的なもので埋め尽くされています。そしてそれらが彼女らをスーパーモデルへと導いたのです。私の意見としては、その写真が趣味よく撮るれている限り、分厚い服を着てようが、水着であろうが変わりありません。この写真はPG-13に合わせた、健康的な撮影を意識しました。
この撮影に際し、スタイリストモニカ・ローズには特別な感謝を述べなければならないでしょう。彼女はいつものキムに対しての衣装のようにすばらしく、そしてパソコンにて全てのフレーム映りが完璧であるかを確認することはもちろん、ケンダルを暖めようと、ローブとタオルを抱え、震えながらも寒いビーチで待ち続けてくれました。本当に最高です!XO
クレジット:
衣装スタイル: モニカ・ローズ
メイクアップ: ジョイス・ボネリ
ヘアー: ロブ・スチッピー
プロダクションスティール: デリック・エスクリッジ & クリスチャン・エイリアス
旅行記 2010: ケニヤ — 海岸, 夜 in Africa
ケニアの海岸が私がこれまで目にした中で最もパラダイスに近いと言っても過言ではありません。ナイロビと内陸での散策を終え、私はもう少し落ち着ける場所を探し、ケニアの海岸へと向かいました。ナイロビからモンバサまでの夜行列車も素晴らしいものでした。いわゆるガタガタの寝台車で、オリエント急行にでも乗っているかのような気分でした。私にとってはモンバサは少しガヤガヤして忙しすぎる町だったため、タンザニア国境から1時間ほどのダイアニビーチへと移動しました。そして、その地に着いた瞬間に、これこそ私が求めていたものだと感じさせられました。
一晩50ドル以下でインド洋まで数歩のビーチに小屋を借りました。毎朝、アリという漁師が私の家まで新鮮な魚を売りに来たり、フルーツや野菜は地元の農家から購入しました。今までパッションフルーツなんて口にしたことはありませんでしたが、一口目から私の大好物な果物へと成り上がりました。ここでの食は人生で一番ヘルシーなメニューでした。ダイアニ周辺には野生動物保護区も多く存在います。その一つである、シンバ・ヒルでは珍しい動物、セーブルアンテロープ(世界で2箇所でしか見られない)を見ることもできました。ですが私はあくまでここへ、リラックスに来たため、観光で燃え尽きないように気をつけました。
視界一面に広がる真っ白な砂浜、その静けさ、行商人のチープなアクセサリーを買ったりと、ビーチはまさに完璧でした。そして 海は信じられないほど温かく、ビーチでのんびりしている以外の時間は、何度もスキューバダイビングを楽しみました。ダイアニの人々は非常に親切、誠実で、自然に友人も増えました。中には仕事場のスタッフを思わせるような友達もでき、自分が地球の裏側にいることを忘れてしまうこともしばしばありました。
海岸での夜の景色を言葉で表すことは出来ません。写真を見てもらえればその理由も理解していただけることでしょう。一切の汚染に遮られることのない星の光は最高な天体観測を実現してくれます。毎晩私の小屋から漆黒のビーチへと無造作に足を進めては、その夜の景色にカメラを向けていました。撮影できた写真は信じられないほど美しく、私のケニアへの愛を表現しているかのようです。Tutaonana, inshallah.
インデックス:
1-4: モンバサへの夜行列車 、2枚はAM 3:00にて30枚撮り
5-8: シンバ・ヒル, バッタ, セーブルアンテロープ, 象
9: ダイアニの私の小屋
10: 私の小屋からの景色
11-15: 私のサンクチュアリ, 白い砂浜
16: ダイアニの友達: ディディ, ギッツ, シドニー, アリ・カン
17-21: ケニア海岸の夕暮れ
旅行記 2010: ケニア — マサイ族との生活
今でも鮮明に覚えています。当時8歳、プリサント・プレーン小学校の図書室にいる時です。初めて、ナショナル・ジオグラフォックの雑誌を手に取った時、それが私にとって初めてアフリカの民族を目にした瞬間がでした。そして、その時にはもう感じていました。絶対にこの地に行かなければならないと。— 彼らとともに生活し、彼らの言葉を学び、同じ衣装を着て、そして彼らの仲間になる。それが私の夢でした。
そして先月、ケニアのマサイ・マラ自然保護地域にてのサファリの最中、私はドライバーにここで降りて、地元の民族の族長(ムジー)に会うことは可能かと尋ねました。彼は私のことを、少し頭のおかしい客だと思いながらも、私の思いを受け止めてくれました。彼は私にマサイ族の村(マンヤッタ)在住で、少し英語も理解する地元ガイドを紹介してくれました。次の日の朝、私はガイドの(ミンガティ)に会い、族長の息子であるカムワナ(族長は他の村を訪ねていたので)を紹介してくれました。カムワナは写真撮影のために1時間村の散策を認めてくれました。ですが私は、丁寧にそれを断りました。— 本当の生活を求めていましたから。そこで彼は牛1匹を条件に村での2日間の滞在を認めてくれました。
新しい友人らは私のオルテプシ村への訪問を歓迎してくれました。彼らは民族の仲間を紹介してくれ、その後一般的な観光の一部である、火の起こし方、民族ダンス、男達が誰が一番高く飛べるかを競う祝福のジャンプ を披露してくれました。しかし最後に私は彼らに私を楽しませてくれる必要はないということを伝えました。— 私は単純に彼らに普段通りの生活の一部として接して欲しかったのです。それからは彼らとともに草の茂みへと進み、糞を辿ってアンテロープを追いかけたり、擦り切れた棒で歯を磨いたり、照りつける日光を避けるため木陰に座りこみ、昼寝をしました。その後、私達は週に一度のマサイマーケットに訪れました。— 本当にラッキーなタイミングで訪問しました。マサイ村からタンザニアまで届く程、果てしない道のりを歩き続け、物々交換や羊や牛から武器(短剣、杖、弓と矢など本当にD&Dゲームを遊んでるように感じました!)まで全てを購入しました。遠くはなれた村からなど、彼らの多くの友人らと出会うこともでき、みんなとてもフレンドリーな人ばかりでした。これはマサイ族の言葉(マ)を学ぶいい機会でした。この言葉はケニア全土で話されるスワヒリ語とは完全に異なる言語でした。その中でも「エロソパ」(ハロー)、「アシアシ」(ありがとう)、「オルセレ、オルチェレ」(さよなら、みんな)は私のお気に入りの言葉です。
村に戻ってからは子ども達と2時間近く遊びました。驚いたことに、何人かは英語を理解する子どももいました。そんなこともあり、周りの絶滅危惧種である動物達と同様に(もしくはそれ以上に)、アフリカ先住民族の文化の存在も少し危機にあることを感じました。その夜、私は民族の歌を聞きながら、巨大なひょうたんに入れられた牛乳を飲み、その後4つの柱から吊るされた牛の皮にて眠りにつきました。— 人生で最高の睡眠の経験でした。私が住まわせてもらった住居は驚くほど良く作られていました。これは村すべての住居を建てる女性達によって作られたものです。そこで世界に疑問を感じながら、牛のベッドに寝そべり、そこから見えるすべてのものに魅了されていました。そこで吹くそよ風は心地よく一瞬にして眠りにつきました。
次の日の朝、カムワナが私の住居へとやって来ました。他の村にまで知れ渡っているように、彼は次の族長を勤める(そして5人の妻を持つ) ことを噂されています。彼は美しく精巧にビーズが縫われたマサイのブレスレットと伝統的な民族の男衣装であるシュカを私にくれました。また彼は私にマサイの名として親切な人という意味の(サルニ)を付けてくれました。二日目の夜更け前に、彼らの健康や幸せを願いながら、そしてまたこの地に帰ってこれることを願いながら、村を後にしました。気づけば最初に思っていたほどの写真は撮っていませんでした。写真の連発では私の素晴らしい経験や感情が薄れてしまいそうで、できるだけ私が感じたままで残しておきたかったのです。時にはカメラのスイッチを切り、純粋にその場に生きることも必要なのです。
子どもの頃の夢を実現できたマサイでの時間は私の人生において意義のある一時でした。 ただただこれらの民族が将来も存在し続けることを願います。オルセレ、オルチェレ
インデックス:
トップイメージ: (1) オルテプシ村のマサイの少年, (2) ガイド、ミンガティ
ROW 1
1: (左から) ミンガティ, カムワナ, イェンク, 不明
2: 村の少女と伝統的なマサイの住居
3: 祝福の舞を披露するマサイの女性
4: 火をおこすカムワナ
5: タンザニアに向いて
6: 私の訪問を歓迎
7: カムワナの家の中 (30 秒撮り…目が慣れるまでは完全に真っ暗でした)
ROW 2
1: ひょうたんから牛乳を飲む
2: イェンク
3: 次の族長, カムワナ (右)
4-7: オルテプシ村の子ども達
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旅行記 2010: ケニア — マサイ・マラでのサファリ
私は一年のうちの何度かは国外に出るようにしています。これには私にとって重要な4つの理由があります。リラックスするため、振り返るため、再び集中し直すため、そして働く理由を再度確認するため。
この春、私はケニアに1ヶ月滞在しました。その地に降り、2日目、私はマサイ・マラに向かうため、ケニア、タンザニアの国境周辺に広がる壮大な自然保護区を走り抜けるバスに乗っていました。 写真家としてプライドを持つ者で、地球上で最も素晴らしい動物たちの生の生活を目にしながら、過ぎ去ることのできる者などいないでしょう。
私はこの旅に Canon 5DIIを使いました。こういった旅にはこのカメラは大き過ぎ、使いづらいといった声もありますが、実際に私の前回のモロッコの旅でもこのカメラは大活躍しました。驚いたことに、常に用意周到な日本人観光客以外、サファリにいるほとんどの人々が小さなデジタルカメラでの撮影を行っていました。
私が乗っていたジープの運転手「ラウィ」は非常に親切で、動物を追うタイミングも文句なしでした。そのおかげでアンテロープを追いかけるチーター、バッファローに襲い掛かるライオンのファミリー、とてつもなく巨大な象の撮影にまで成功しました。動物たちの野生の美しさはカメラでは収めきれません。野生の象を間近に(6フィート)接近しての、見学はまるでロード・オブ・ザ・リングのワンシーンのようでした。今では完全に私の最も好きな動物です。
インデックス: 1: マラでの嵐 3: 野生の猛獣達 8: ライラックニシブッポウソウ 11-13: アフリカンバッファローをハントし、殺すライオン 14: マサイ・マラの夕日
Slickforce アマルフィ海岸に大集合 SHOW イタリア!
世界を旅し、クリスタル色の水、完璧な気候、歴史的な建造物を持つ場所での撮影は写真家にとっての大きな夢でしょう。そのため、SHOWの出版社から新星スターローラ・ドレの海外での撮影を依頼されたとき、私はイタリアを提案できることに非常に幸せでした。
ここ数年間の間に、イタリア旅行のためには2008年の歴史チャンネルにおいての地底都市の撮影をはじめ、多くの口実を考えてきました。 それからというもの、6回の行き来を繰り返し、その都度イタリア語の向上にも励みました。そして一度この雑誌のコンセプトが掲げられてから、私はすぐさまプロデューサーモードへと突入しました。
アマルフィ海岸はその美しい景色と並ぶほど、古い世界をイメージさせる雰囲気も世界的に知られています。撮影に充分な時間が得られないことは承知していたため、私は他の撮影スタッフよりも1週間早く現場に向かい、ローマでの撮影スポットや証明器具の偵察を行いました。本当はフルスケールでのSlickforce撮影を行いたかったのですが、アメリカから全ての重器材を持ち込むことは不可能でした。撮影場所を決めてからは、ロサンゼルスから前回のヨーロッパでの撮影も共に行ったベスト中のベストメンバー、メイクアップアーティスト・ゲイビー・ラモス、ヘアースタイリスト・アル・イングラム、リードアシスタント・クリスチャン・エイリアス、衣装スタイリスト・ダイアナ・チャンを呼び寄せ、地元のドライバーと共に大きなバンもハイヤーしました。私達はソレントの小さな海岸の街に7つの小屋を借り、そこで合計5泊しました。
そしてついに大量の器材が運び出され、私はようやく撮影に集中することができました。普段の仕事場の撮影器材とほとんど同じものを使用することが出来たため、照明のセットアップに問題はありませんでした。 それでも私が一番誇りに思えたことはカプリのビーチでのロケーションです。カプリは小さな島(船を着けるドックや港もない)であるため、モーターボートを出来る限り島へ近づけ、そこから全ての器材を運び出すことになりました。そしてその器材を空気注入式のイカダに積み込み、私達は海に飛び込み、なんとか島へ上げることが出来ました。これは間違いなくかつて最も厳しく、同時に最も楽しい撮影を経験できた日でした。
撮影現場では、 ライトを岩に吊るし、空中に浮かせ、また動くボートにも括り付けました。クリスチャンは私がここからも撮影したがっていることを知り、私達全員が水の中や、岩の上で作業を行っている間に、浮かんでいるファイアーワイヤーとパソコンケーブルのためリグを作成し、島で準備しました。優秀なスタッフ達が普段通りの体勢で撮影しているのですが、みんな水着を着たり、水中にいるこの写真をみると笑みがこぼれます。これがその全ての写真家たちが望むショットを撮影したときの写真で、二度と忘れることのないワンシーンです。
かけがえのない撮影チャンスを与えてくれたSHOW、ローラ・ドレ、そしてこんなにも素晴らしい舞台裏写真を撮影してくれたクリスチャン・エイリアス、ダニエラ・ゲレーロ、ハイデン・フォニックス、スティーブン・フェラーリオ、J.P・モニトーラ、本当にありがとうございました!
DASH Miami に向けカーダシアンがワイルドに!
DASH マイアミブティックの再始動に向けた新キャンペーンのため、先日、カートニー、クロエ・カーダシアンから撮影依頼を受けました。彼らが求めていたものは、サウスビーチの人々全員がこれを目にした瞬間思わず立ち尽くしてしまうような作品でした。それなら彼らの裸以上に良いアイデアなんて存在しないですよね?
えーっと、まあそれを本気でするのは色々と難しいので、実際に私が勧めたのは、 DASH マイアミロゴを彼らの体に描くというものです。これによって、広告もポルノ法なんかに引っかかったりしませんので。数年前には、ビダ・ゲラのトラのボディペインティングに対して数多く関わってきたので、私にとってはボディペイントと撮影はこれが初めてという訳ではありませんでした。ですが、前回1人のモデルにあのペイントでも3時間を要した記憶があったため、今回もその時間をスキップすることはできないだろうと薄々感じてはいました。そこで、マイアミ一のボディペイントアーティストであるBody Art by Keeganからキーガンを呼ぶことにしました。
私はマイアミへと飛び、モデル達にもアットホームに感じてもらいたいと思い、すぐさま SlickforceStudioのクローンバージョンを作り上げました。彼らはさらに2人のDASHキャラクターもキャンペーンへの参加に連れてきていました。一度彼女らをセットに上げてからは、ロゴの位置を計算しながら、異なるポーズ、体の位置を工夫に取り掛かりました。楽しい時間の幕開けでした。
SlickforceStudioアシスタントのゲイブ・パーラー、たくさんの素晴らしい写真をありがとう!