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美しくも消え行くケニアの野生動物

この夏には大規模ばトラベルログを投稿しようと計画していたのですが、世界有数の稀少な生物を対象としたハンティングへの注目、またキタシロサイの残りの生存数が4頭になってしまったというニュースにちなんで、ケニア旅行中に撮影した野生動物ギャラリーを紹介したいと思います。 これはずっと言い続けてることですが、もし人生のうちに一回だけ旅をするのであれば東アフリカを選ぶべきでしょう。それが留学でも、ハネムーンでもあるいは退職後の自らへのご褒美でも構いません。この地以上にフレンドリーで自然な美しい人々や幸せそうな動物たちに出会える場所は地球上にはないでしょう。ここで言う幸せとは飼いならされた犬があなたに向けて見せる類のものではありません。自然の動物です。彼らは自らの親に育てられ、生まれ持った自然の習性に従って生き、愛し、じゃれあい、リラックスするのです。彼らのそういった姿は間違いなく完全と呼べるものの一つです。 今では良き友人でもある、Vumbi Jeep Safarisのサファリガイド、アリ・カーンには心から感謝しています。素晴らしい経験をさせていただくことができました。彼は文句なしにケニア一のサファリガイドです。 さらなる詳細はこちらからどうぞ。 Photos by Nick Saglimbeni and Joyce Park Large images above and below: Descriptions in captions Thumb Gallery: Click to enlarge, descriptions on full-size

ケニアを大冒険 for WMB 3D

休日前、WMB 3D第2刊のため、私は世界で一番好きな場所-ケニア-へ戻ることができました。Vumbi Jeep Safarisにて私の親友アリと再会し、素晴らしい大地へのカントリーツアーへ出かけました。my first trip to Kenyaで知り合った友人たちに会うためオルテペシ村を訪れ、その後は息をのむような3D写真を撮影しながら大自然を堪能しました。 2D (ex: 象、上写真) と 3D (ex: マサイ族、上写真)のフルギャラリーは、WMB 3D #2,のコピーをどうぞ。上の舞台裏動画にて私の大冒険もお楽しみ下さい。

旅行記 2010: ケニヤ — 聖なる森 and 猿

サファリやマサイ族との生活が私に衝撃を与えたのは明らかではありますが、それでもケニアでの旅を一言で表すとすれば「猿」以外には考えられません。   インド洋まで数歩で行ける私のビーチの小屋は 、猿の家族達が住むヤシや、バオバオ、マングローブの木に囲まれていました。猿たちは非常に頭が良く、人の行動をよく観察しています。彼らはまるで、私の苦しむ姿を楽しむ小さな人間のようです。驚いたことに、数匹のグレーサイクスモンキー、白黒のイボザルはあまり私を怖がることはなかったので、仲良くなることができました。旅の最終日、ベランダに出ようとした時、空にわたる野生の動物の鳴き声が聞こえました。すると突然木から猿が飛び降りてきたり、しっぽで木にぶら下がったりと大量の猿が現れ、目の前のベランダへと飛び乗ってきました。彼らはそこに座り込み、私がカバンからフルーツを出すまで、まるで吠えない犬のように我慢強く待ち続けました。そして彼らはすぐさま私の手からフルーツをもぎ取り、その場に座り込んで食べました。こんなこと今までに見たことがありません。猿たちが嬉しそうに私のバナナやリンゴ、クッキーまでも食べきりました! こうして私のサファリ経験の思い出は猿達により傷つけられることになりました。   またアバターのモデルにもなった神聖な森「カヤ・キノンド」へも訪問しました。根っこはあらゆる方面、ましてや上にまで広がるこの森の木々はこの世の物とは思えません。この森には料理やスパイスとして使用される薬用の木や草、神の儀式に用いられる木の葉なども生息しています。この場所はまさに平和を感じる場で、ディゴ族がこの地を彼らの魂の中心に選んだのも理解できます。   その日私がビーチの小屋に帰った時、荒らされた自分の部屋を目にし愕然としました。誰かが忍び込んだことは明らかでした。不思議なことに、カメラやパソコンを触った形跡はなく、そこら中にバナナの皮が残されているだけでした。誰が私の家に侵入し、キャノン5Dを残し、全てのバナナを食い尽くすのかを考えた時、犯人像が浮かびあがりました。もちろん猿達に盗まれたのです。     インデックス: Top Images: カヤ・キノンド, 私のクッキーを食べているサイクスモンキー 1-5: カヤ・キノンド, 聖なる森 6: Dianiの私の小屋 7: 白黒のイボザル 8-14: 私の食料すべてを食べつくす、友達サイクスモンキー  

旅行記 2010: ケニヤ — 海岸, 夜 in Africa

ケニアの海岸が私がこれまで目にした中で最もパラダイスに近いと言っても過言ではありません。ナイロビと内陸での散策を終え、私はもう少し落ち着ける場所を探し、ケニアの海岸へと向かいました。ナイロビからモンバサまでの夜行列車も素晴らしいものでした。いわゆるガタガタの寝台車で、オリエント急行にでも乗っているかのような気分でした。私にとってはモンバサは少しガヤガヤして忙しすぎる町だったため、タンザニア国境から1時間ほどのダイアニビーチへと移動しました。そして、その地に着いた瞬間に、これこそ私が求めていたものだと感じさせられました。 一晩50ドル以下でインド洋まで数歩のビーチに小屋を借りました。毎朝、アリという漁師が私の家まで新鮮な魚を売りに来たり、フルーツや野菜は地元の農家から購入しました。今までパッションフルーツなんて口にしたことはありませんでしたが、一口目から私の大好物な果物へと成り上がりました。ここでの食は人生で一番ヘルシーなメニューでした。ダイアニ周辺には野生動物保護区も多く存在います。その一つである、シンバ・ヒルでは珍しい動物、セーブルアンテロープ(世界で2箇所でしか見られない)を見ることもできました。ですが私はあくまでここへ、リラックスに来たため、観光で燃え尽きないように気をつけました。 視界一面に広がる真っ白な砂浜、その静けさ、行商人のチープなアクセサリーを買ったりと、ビーチはまさに完璧でした。そして 海は信じられないほど温かく、ビーチでのんびりしている以外の時間は、何度もスキューバダイビングを楽しみました。ダイアニの人々は非常に親切、誠実で、自然に友人も増えました。中には仕事場のスタッフを思わせるような友達もでき、自分が地球の裏側にいることを忘れてしまうこともしばしばありました。 海岸での夜の景色を言葉で表すことは出来ません。写真を見てもらえればその理由も理解していただけることでしょう。一切の汚染に遮られることのない星の光は最高な天体観測を実現してくれます。毎晩私の小屋から漆黒のビーチへと無造作に足を進めては、その夜の景色にカメラを向けていました。撮影できた写真は信じられないほど美しく、私のケニアへの愛を表現しているかのようです。Tutaonana, inshallah.   インデックス: 1-4: モンバサへの夜行列車 、2枚はAM 3:00にて30枚撮り 5-8: シンバ・ヒル, バッタ, セーブルアンテロープ, 象 9: ダイアニの私の小屋 10: 私の小屋からの景色 11-15: 私のサンクチュアリ, 白い砂浜 16: ダイアニの友達: ディディ, ギッツ, シドニー, アリ・カン 17-21: ケニア海岸の夕暮れ

旅行記 2010: ケニア — マサイ族との生活

今でも鮮明に覚えています。当時8歳、プリサント・プレーン小学校の図書室にいる時です。初めて、ナショナル・ジオグラフォックの雑誌を手に取った時、それが私にとって初めてアフリカの民族を目にした瞬間がでした。そして、その時にはもう感じていました。絶対にこの地に行かなければならないと。— 彼らとともに生活し、彼らの言葉を学び、同じ衣装を着て、そして彼らの仲間になる。それが私の夢でした。   そして先月、ケニアのマサイ・マラ自然保護地域にてのサファリの最中、私はドライバーにここで降りて、地元の民族の族長(ムジー)に会うことは可能かと尋ねました。彼は私のことを、少し頭のおかしい客だと思いながらも、私の思いを受け止めてくれました。彼は私にマサイ族の村(マンヤッタ)在住で、少し英語も理解する地元ガイドを紹介してくれました。次の日の朝、私はガイドの(ミンガティ)に会い、族長の息子であるカムワナ(族長は他の村を訪ねていたので)を紹介してくれました。カムワナは写真撮影のために1時間村の散策を認めてくれました。ですが私は、丁寧にそれを断りました。— 本当の生活を求めていましたから。そこで彼は牛1匹を条件に村での2日間の滞在を認めてくれました。   新しい友人らは私のオルテプシ村への訪問を歓迎してくれました。彼らは民族の仲間を紹介してくれ、その後一般的な観光の一部である、火の起こし方、民族ダンス、男達が誰が一番高く飛べるかを競う祝福のジャンプ を披露してくれました。しかし最後に私は彼らに私を楽しませてくれる必要はないということを伝えました。— 私は単純に彼らに普段通りの生活の一部として接して欲しかったのです。それからは彼らとともに草の茂みへと進み、糞を辿ってアンテロープを追いかけたり、擦り切れた棒で歯を磨いたり、照りつける日光を避けるため木陰に座りこみ、昼寝をしました。その後、私達は週に一度のマサイマーケットに訪れました。— 本当にラッキーなタイミングで訪問しました。マサイ村からタンザニアまで届く程、果てしない道のりを歩き続け、物々交換や羊や牛から武器(短剣、杖、弓と矢など本当にD&Dゲームを遊んでるように感じました!)まで全てを購入しました。遠くはなれた村からなど、彼らの多くの友人らと出会うこともでき、みんなとてもフレンドリーな人ばかりでした。これはマサイ族の言葉(マ)を学ぶいい機会でした。この言葉はケニア全土で話されるスワヒリ語とは完全に異なる言語でした。その中でも「エロソパ」(ハロー)、「アシアシ」(ありがとう)、「オルセレ、オルチェレ」(さよなら、みんな)は私のお気に入りの言葉です。   村に戻ってからは子ども達と2時間近く遊びました。驚いたことに、何人かは英語を理解する子どももいました。そんなこともあり、周りの絶滅危惧種である動物達と同様に(もしくはそれ以上に)、アフリカ先住民族の文化の存在も少し危機にあることを感じました。その夜、私は民族の歌を聞きながら、巨大なひょうたんに入れられた牛乳を飲み、その後4つの柱から吊るされた牛の皮にて眠りにつきました。— 人生で最高の睡眠の経験でした。私が住まわせてもらった住居は驚くほど良く作られていました。これは村すべての住居を建てる女性達によって作られたものです。そこで世界に疑問を感じながら、牛のベッドに寝そべり、そこから見えるすべてのものに魅了されていました。そこで吹くそよ風は心地よく一瞬にして眠りにつきました。   次の日の朝、カムワナが私の住居へとやって来ました。他の村にまで知れ渡っているように、彼は次の族長を勤める(そして5人の妻を持つ) ことを噂されています。彼は美しく精巧にビーズが縫われたマサイのブレスレットと伝統的な民族の男衣装であるシュカを私にくれました。また彼は私にマサイの名として親切な人という意味の(サルニ)を付けてくれました。二日目の夜更け前に、彼らの健康や幸せを願いながら、そしてまたこの地に帰ってこれることを願いながら、村を後にしました。気づけば最初に思っていたほどの写真は撮っていませんでした。写真の連発では私の素晴らしい経験や感情が薄れてしまいそうで、できるだけ私が感じたままで残しておきたかったのです。時にはカメラのスイッチを切り、純粋にその場に生きることも必要なのです。   子どもの頃の夢を実現できたマサイでの時間は私の人生において意義のある一時でした。 ただただこれらの民族が将来も存在し続けることを願います。オルセレ、オルチェレ   インデックス:   トップイメージ: (1) オルテプシ村のマサイの少年, (2) ガイド、ミンガティ   ROW 1 1: (左から) ミンガティ, カムワナ, イェンク, 不明 2: 村の少女と伝統的なマサイの住居 3: 祝福の舞を披露するマサイの女性 4: 火をおこすカムワナ 5: タンザニアに向いて 6: 私の訪問を歓迎 7: カムワナの家の中 (30 秒撮り…目が慣れるまでは完全に真っ暗でした)   ROW 2 1: ひょうたんから牛乳を飲む 2: イェンク 3: 次の族長,… Read More »

旅行記 2010: ケニア — マサイ・マラでのサファリ

私は一年のうちの何度かは国外に出るようにしています。これには私にとって重要な4つの理由があります。リラックスするため、振り返るため、再び集中し直すため、そして働く理由を再度確認するため。   この春、私はケニアに1ヶ月滞在しました。その地に降り、2日目、私はマサイ・マラに向かうため、ケニア、タンザニアの国境周辺に広がる壮大な自然保護区を走り抜けるバスに乗っていました。 写真家としてプライドを持つ者で、地球上で最も素晴らしい動物たちの生の生活を目にしながら、過ぎ去ることのできる者などいないでしょう。   私はこの旅に Canon 5DIIを使いました。こういった旅にはこのカメラは大き過ぎ、使いづらいといった声もありますが、実際に私の前回のモロッコの旅でもこのカメラは大活躍しました。驚いたことに、常に用意周到な日本人観光客以外、サファリにいるほとんどの人々が小さなデジタルカメラでの撮影を行っていました。    私が乗っていたジープの運転手「ラウィ」は非常に親切で、動物を追うタイミングも文句なしでした。そのおかげでアンテロープを追いかけるチーター、バッファローに襲い掛かるライオンのファミリー、とてつもなく巨大な象の撮影にまで成功しました。動物たちの野生の美しさはカメラでは収めきれません。野生の象を間近に(6フィート)接近しての、見学はまるでロード・オブ・ザ・リングのワンシーンのようでした。今では完全に私の最も好きな動物です。   インデックス: 1: マラでの嵐 3: 野生の猛獣達 8: ライラックニシブッポウソウ 11-13: アフリカンバッファローをハントし、殺すライオン 14: マサイ・マラの夕日

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