Slickforce アマルフィ海岸に大集合 SHOW イタリア!
世界を旅し、クリスタル色の水、完璧な気候、歴史的な建造物を持つ場所での撮影は写真家にとっての大きな夢でしょう。そのため、SHOWの出版社から新星スターローラ・ドレの海外での撮影を依頼されたとき、私はイタリアを提案できることに非常に幸せでした。
ここ数年間の間に、イタリア旅行のためには2008年の歴史チャンネルにおいての地底都市の撮影をはじめ、多くの口実を考えてきました。 それからというもの、6回の行き来を繰り返し、その都度イタリア語の向上にも励みました。そして一度この雑誌のコンセプトが掲げられてから、私はすぐさまプロデューサーモードへと突入しました。
アマルフィ海岸はその美しい景色と並ぶほど、古い世界をイメージさせる雰囲気も世界的に知られています。撮影に充分な時間が得られないことは承知していたため、私は他の撮影スタッフよりも1週間早く現場に向かい、ローマでの撮影スポットや証明器具の偵察を行いました。本当はフルスケールでのSlickforce撮影を行いたかったのですが、アメリカから全ての重器材を持ち込むことは不可能でした。撮影場所を決めてからは、ロサンゼルスから前回のヨーロッパでの撮影も共に行ったベスト中のベストメンバー、メイクアップアーティスト・ゲイビー・ラモス、ヘアースタイリスト・アル・イングラム、リードアシスタント・クリスチャン・エイリアス、衣装スタイリスト・ダイアナ・チャンを呼び寄せ、地元のドライバーと共に大きなバンもハイヤーしました。私達はソレントの小さな海岸の街に7つの小屋を借り、そこで合計5泊しました。
そしてついに大量の器材が運び出され、私はようやく撮影に集中することができました。普段の仕事場の撮影器材とほとんど同じものを使用することが出来たため、照明のセットアップに問題はありませんでした。 それでも私が一番誇りに思えたことはカプリのビーチでのロケーションです。カプリは小さな島(船を着けるドックや港もない)であるため、モーターボートを出来る限り島へ近づけ、そこから全ての器材を運び出すことになりました。そしてその器材を空気注入式のイカダに積み込み、私達は海に飛び込み、なんとか島へ上げることが出来ました。これは間違いなくかつて最も厳しく、同時に最も楽しい撮影を経験できた日でした。
撮影現場では、 ライトを岩に吊るし、空中に浮かせ、また動くボートにも括り付けました。クリスチャンは私がここからも撮影したがっていることを知り、私達全員が水の中や、岩の上で作業を行っている間に、浮かんでいるファイアーワイヤーとパソコンケーブルのためリグを作成し、島で準備しました。優秀なスタッフ達が普段通りの体勢で撮影しているのですが、みんな水着を着たり、水中にいるこの写真をみると笑みがこぼれます。これがその全ての写真家たちが望むショットを撮影したときの写真で、二度と忘れることのないワンシーンです。
かけがえのない撮影チャンスを与えてくれたSHOW、ローラ・ドレ、そしてこんなにも素晴らしい舞台裏写真を撮影してくれたクリスチャン・エイリアス、ダニエラ・ゲレーロ、ハイデン・フォニックス、スティーブン・フェラーリオ、J.P・モニトーラ、本当にありがとうございました!
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