Archive for the ‘グラビア撮影’ Category
クロエ・カーダシアン「Celeb Life」へクラシックビューティー
2010年4月、雑誌「Celeb Life」のためクロエ・カーダシアンの撮影を行いました。この撮影は、私がケニアでの1ヶ月にもわたる旅に出る前の最後の撮影だったため、鮮明に記憶に残っています。
私にとってクロエとの仕事は常に楽しみでいっぱいです。それは素晴らしい写真が撮れるということはもちろん、それ以外にも彼女自身が非常に面白く、寛大で、また現実的な性格の持ち主だからです。この撮影はクロエとの初のファッション写真でしたので、特に楽しみにしていました。天才スタイリストモニカ・ローズはいつも通り見事な衣装を手がけ、マリオ・デディバノビックは完璧なメイクアップを施してくれました。
ロケーションは 「Maison 140」というビバリーヒルズの美しいブティックホテルでした。この場所は今までで最も小さいスペースで、私にとってもユニークな挑戦となりました。私の普段のセットアップでは撮影できないほどのスペースです。ですがそれでも、リードアシスタント・クリスチャン・エイリアス、アシスタント・チェリー・ガードナー、デリック・エスクリッジ、インターン・アーシャ・キャットリングを率いる優秀なSlickforceはいつも通りの活躍を見せてくれました。
完成写真、クロエの期待以上に活躍し、エネルギーに満ちた表情を写真に出してくれたことに非常に嬉しく思っています。間違いなくクロエのこれまでの写真の中でも一番だと言えるでしょう。
デリック・エスクリッジはプロダクションスティールにて素晴らしい 働きを見せてくれました。
ヘアーロック 2010 キャンペーン
今週ヘアーロックインターナショナルはOcean Drive、 LA Confidential、 Gotham,、Hamptons、Vegas magazinesを含める Niche Mediaのほとんどのタイトルを通し、全国的なキャンペーンの始動を公開しました。モデルの撮影にて関わってきた私の友人(ループ・セバロス)を通じて、SlickforceStudioにも今回のキャンペーンを持ち込むことが出来ました。プロダクションからキャスティングまで全てを自らこなしたため、キャンペーンモデルの中にはSlickforceからのスーパーモデルもご覧いただけることと思います。
様々なヘアースタイルのカメラにての写り方を見ることができましたし、ご存知のとおり美しいヘアースタイルを愛する私にとっては、今回の撮影は(特にヘアスタイリストのアル・イングラムには)非常に面白いものとなりました。 Slickforceチームはショット毎に工夫を加えるメイクアップアーティストゲイビー・ラモスを率いることで、全てのモデルの表情をより一層美しく写し出すことに成功しました。
ヘアーロック、またこの美しいキャンペーンの作成に 協力していただいた優秀なSlickforceチームのみなさん、本当にありがとうございました。
モデル (左から): アイリース・パッダ、ナサニン・マンディ、アヤンナ・ジョーダン、ジェニファー・リチャードソン、リミントン・ネルソン
スーパースターメイキング: ケンダル・ジェンナー, Part 1 of 2
普段共に仕事をし慣れた仲間が、ある日大スターになるなんてことはなかなかありません。もちろん、その仲間が元々スターであれば話は別ですが…しかし、いつか人々がこの写真を全ての始まりとして振り返る日が来るのだと確信できるように、写真においては特別な力が存在します。
先週、クリス・ジェンナーとカーダシアン一族の企画者兼、女性リーダーから彼女の娘(ケンダル)のウィルヘルミナ・モデルブックへの撮影依頼を申し込まれるという幸運が私に舞い込みました。彼女は先日のキム、クロエ、カートニーへの撮影振りを非常に気に入ってくれたようで、今回のケンダルにも同じように撮影してほしいとのことでした。驚くべき事実に彼女はまだ若干14歳とのことです。
ケンダルは非常に強い気持ちの持ち主でした。水に濡れたり、鋭い岩の上に乗り上がる撮影などにも純粋に首を縦に振り、アートになり得る撮影であればどんなものでも受けると答えました。姉妹らのこともあり、彼女のことは簡単に信頼することが出来ました。ウォーミングアップなんて意味がないですし、どのモデルにも行うように、まず最初に彼女にも一番難しいものを要求しました。彼女を太平洋に浮かぶ岩の上へと案内したところ、荒波が彼女の背中を打とうとも、ケンダルは見事な表情の明るさとともにプロフェッショナルなポージングを見せてくれました。
これ以降の撮影に関しても素晴らしいものが続き、ケンダルの一つのセットで学んだことをすぐさま次のセットで実行できる学習スピードの速さには驚愕させられてばかりでした。モデルには21歳(私の撮影における平均年齢)までに、各自、鏡などを使って自らのポージングをチェックし自分のスタイルを持ち合わせてもらいたい考えています。しかし、有名モデルの血を受け継ぐ彼女は、14歳で今までにほぼ経験が無いにも関わらず、彼女の才能は場外ホームラン級のものでした。
すでにE! News、 People、 In Touch、 Extra、Access Hollywoodなどで特集されているように、このショットが巻き起こした、大旋風は私が予測できるものではありませんでした。この写真は若いモデルにとっては刺激的過ぎると感じた人もいたようです。(サンプルビデオはこちらから) ですが、フェアに考えるには、ファッションモデルとグラマーモデルの間にしっかりとした区別を付けるべきではないでしょうか。アドリアーナ・リマ、ブルック・シールド、ミランダ・カー(挙げればキリがないですが)の若い時代に目を向けると、彼らの雑誌は16歳未満でもありながら、それこそ刺激的なもので埋め尽くされています。そしてそれらが彼女らをスーパーモデルへと導いたのです。私の意見としては、その写真が趣味よく撮るれている限り、分厚い服を着てようが、水着であろうが変わりありません。この写真はPG-13に合わせた、健康的な撮影を意識しました。
この撮影に際し、スタイリストモニカ・ローズには特別な感謝を述べなければならないでしょう。彼女はいつものキムに対しての衣装のようにすばらしく、そしてパソコンにて全てのフレーム映りが完璧であるかを確認することはもちろん、ケンダルを暖めようと、ローブとタオルを抱え、震えながらも寒いビーチで待ち続けてくれました。本当に最高です!XO
クレジット:
衣装スタイル: モニカ・ローズ
メイクアップ: ジョイス・ボネリ
ヘアー: ロブ・スチッピー
プロダクションスティール: デリック・エスクリッジ & クリスチャン・エイリアス
Slickforce アマルフィ海岸に大集合 SHOW イタリア!
世界を旅し、クリスタル色の水、完璧な気候、歴史的な建造物を持つ場所での撮影は写真家にとっての大きな夢でしょう。そのため、SHOWの出版社から新星スターローラ・ドレの海外での撮影を依頼されたとき、私はイタリアを提案できることに非常に幸せでした。
ここ数年間の間に、イタリア旅行のためには2008年の歴史チャンネルにおいての地底都市の撮影をはじめ、多くの口実を考えてきました。 それからというもの、6回の行き来を繰り返し、その都度イタリア語の向上にも励みました。そして一度この雑誌のコンセプトが掲げられてから、私はすぐさまプロデューサーモードへと突入しました。
アマルフィ海岸はその美しい景色と並ぶほど、古い世界をイメージさせる雰囲気も世界的に知られています。撮影に充分な時間が得られないことは承知していたため、私は他の撮影スタッフよりも1週間早く現場に向かい、ローマでの撮影スポットや証明器具の偵察を行いました。本当はフルスケールでのSlickforce撮影を行いたかったのですが、アメリカから全ての重器材を持ち込むことは不可能でした。撮影場所を決めてからは、ロサンゼルスから前回のヨーロッパでの撮影も共に行ったベスト中のベストメンバー、メイクアップアーティスト・ゲイビー・ラモス、ヘアースタイリスト・アル・イングラム、リードアシスタント・クリスチャン・エイリアス、衣装スタイリスト・ダイアナ・チャンを呼び寄せ、地元のドライバーと共に大きなバンもハイヤーしました。私達はソレントの小さな海岸の街に7つの小屋を借り、そこで合計5泊しました。
そしてついに大量の器材が運び出され、私はようやく撮影に集中することができました。普段の仕事場の撮影器材とほとんど同じものを使用することが出来たため、照明のセットアップに問題はありませんでした。 それでも私が一番誇りに思えたことはカプリのビーチでのロケーションです。カプリは小さな島(船を着けるドックや港もない)であるため、モーターボートを出来る限り島へ近づけ、そこから全ての器材を運び出すことになりました。そしてその器材を空気注入式のイカダに積み込み、私達は海に飛び込み、なんとか島へ上げることが出来ました。これは間違いなくかつて最も厳しく、同時に最も楽しい撮影を経験できた日でした。
撮影現場では、 ライトを岩に吊るし、空中に浮かせ、また動くボートにも括り付けました。クリスチャンは私がここからも撮影したがっていることを知り、私達全員が水の中や、岩の上で作業を行っている間に、浮かんでいるファイアーワイヤーとパソコンケーブルのためリグを作成し、島で準備しました。優秀なスタッフ達が普段通りの体勢で撮影しているのですが、みんな水着を着たり、水中にいるこの写真をみると笑みがこぼれます。これがその全ての写真家たちが望むショットを撮影したときの写真で、二度と忘れることのないワンシーンです。
かけがえのない撮影チャンスを与えてくれたSHOW、ローラ・ドレ、そしてこんなにも素晴らしい舞台裏写真を撮影してくれたクリスチャン・エイリアス、ダニエラ・ゲレーロ、ハイデン・フォニックス、スティーブン・フェラーリオ、J.P・モニトーラ、本当にありがとうございました!
DASH Miami に向けカーダシアンがワイルドに!
DASH マイアミブティックの再始動に向けた新キャンペーンのため、先日、カートニー、クロエ・カーダシアンから撮影依頼を受けました。彼らが求めていたものは、サウスビーチの人々全員がこれを目にした瞬間思わず立ち尽くしてしまうような作品でした。それなら彼らの裸以上に良いアイデアなんて存在しないですよね?
えーっと、まあそれを本気でするのは色々と難しいので、実際に私が勧めたのは、 DASH マイアミロゴを彼らの体に描くというものです。これによって、広告もポルノ法なんかに引っかかったりしませんので。数年前には、ビダ・ゲラのトラのボディペインティングに対して数多く関わってきたので、私にとってはボディペイントと撮影はこれが初めてという訳ではありませんでした。ですが、前回1人のモデルにあのペイントでも3時間を要した記憶があったため、今回もその時間をスキップすることはできないだろうと薄々感じてはいました。そこで、マイアミ一のボディペイントアーティストであるBody Art by Keeganからキーガンを呼ぶことにしました。
私はマイアミへと飛び、モデル達にもアットホームに感じてもらいたいと思い、すぐさま SlickforceStudioのクローンバージョンを作り上げました。彼らはさらに2人のDASHキャラクターもキャンペーンへの参加に連れてきていました。一度彼女らをセットに上げてからは、ロゴの位置を計算しながら、異なるポーズ、体の位置を工夫に取り掛かりました。楽しい時間の幕開けでした。
SlickforceStudioアシスタントのゲイブ・パーラー、たくさんの素晴らしい写真をありがとう!
キム・カーダシアン 2011 デュアルカレンダー写真
キム・カーダシアンが私の最も好きなクライアントであることは今更述べる必要もないでしょう。そして、彼女に2枚の2011年盤のカレンダーの撮影を依頼されたときにも、考える必要などほとんど要りませんでした。今みなさんは、「なぜカレンダーが2枚もいるんだ?」と感じられているでしょう。いい質問です。
昨年夏、キムがこれまでの完璧な美しいダークブラウンの髪を捨て、ブロンドに染め変えたときには大きな波紋を呼びました。そしてファンたちがキムの自然な姿を切望していた時、彼女は私を呼びました。「ファンのためにもダークブラウンに戻らなきゃいけない」、彼女は話しました。「でも元に戻す前にブロンドの姿も収めておきたいの!」
了解しました。イタリアでの撮影から戻って2日後、私はキムをスタジオへ呼び、2011年カレンダーを撮影しました。こちらから撮影時の彼女 の言葉もご覧になれます。その後、私が彼女に完成品を届けたとき、彼女に素晴らしいアイデアが浮かびました。「二つのカレンダーを作りましょう! 一つはダークブラウン、もう一つはブロンドで!」 これだから女性は強いですね。もう何でも売れます。
ショット #2の撮影は1月後半に予定されました。そしてついに、5回目の撮影を終えたとき、ついに彼女を満足させ、舞台裏撮影スタッフ(驚くとは思いますが、このスタッフは本当にどこにでも彼女のカメラを持ち合わせてるんです)に編集を頼むことができました。このショットは私とキムが話し合っているときに撮影された、本当にリラックスした瞬間を捕らえたものです。この写真から私達はどんな素晴らしいチームも実践している、個人の長所を生かすということを学びました。そして実際にキムも彼女のチームに素晴らしいスタッフを持っています。マリオ・デビバノビックのメイクアップは完璧で、フランキー・ペインの風の使い方はいつも私のお気に入りです。そしてモニカ・ローズのスタイリングには常に驚かされます。
カレンダープレビューのリリースを乞うご期待!
たくさんのプロダクションショットを撮影してくれたSlickforceの秘密兵器ジョイス・パーク、ありがとう!
ビダ・ゲラ After Dark カバー写真 #100!
これまで常に私はビダとの撮影を楽しんできました。あまりにも自然なため、時には働いているということさえ感じないこともあります。彼女はそれほどのプロフェッショナルです。彼女は彼女の仕事をこなし、私は私の仕事をこなす。そうして私達は今まで1000回の仕事をともにしてきました。そのため今回彼女の雑誌出版社(今では彼女は自分のマガジンに自らタイトルをつけています)が今回の「after dark」というコンセプトを持ち私に連絡してきた際には、今までと何か違うなという感じがありました。
私はいつもビダだけでなく、他のすべてのモデルもスタジオやアウトドアの光の下での撮影を行っています。 ある時、1冊のナイトショット特集の雑誌にて技術的なクリエイティビティを求められることがありました。そこで私は以前使い古した映画撮影技術書が詰め込まれているカバンを開き、「夜の撮影」に関しての全ての書籍「煙霧機」「シルエット」「風景画」などを引っ張り出しました。
初日、私達はロサンゼルス のハイランズクラブを貸切り(雨がしとしとと降る日で、アシスタント、アシュリーはエスカレーターを滑り落ちることに)、撮影を行いました。閉館1時間前までは撮影は順調に進めることができました。カバー写真の撮影(スモークの中のキャバレー)を行っており、私達の煙霧機が煙感知器を狂わせる事態を巻き起こしてしまいました。もちろんLAFDには真剣に謝罪しましたが、どうしてその夜もクラブは閉館することはなく営業を続けたのかという疑問も残りました。
2日目、私達はスタジオシティを絶景とともに確保することに成功しました。ここのオーナーは…エキセントリックの表現が適切でしょう。この10月の冷え込む時期に私はビダに冷たいプールへと入るように強要しました(非情ですよね。承知しております)。その割には私の一番気に入ったショットはプール外での下着姿の1枚でした。アシスタントにバックグラウンドにスモークを作るように指示していましたが、強風が続き、すぐにスモークは飛ばされてしまうという状況が続きました。それでも強風の中に待機させ続けると、突然風邪が止み、スモークも停止しましたが、今回は霧が濃すぎてビダの姿が見えないという事態に。とりあえず、笑いのネタにもと試しに1枚撮影してみたところ、なんとも素晴らしいショットで一目惚れしてしまいました。なんとか彼女のシルエットを捉えており、また白い光に包まれています。マジック!
撮影中はそんなこと一切知りはしませんでしたが、実はこのカバー写真が私の100枚目の表紙となる撮影でした。そろそろ私のキャリアも振り返るためには充分なものとなってきていることもあり、こういった記録は私にとって、 一度立ち止まり、振り返って、そしてさらなる挑戦に向け再調整する素晴らしい機会でもあります。
フラッシュバック: 2008. 9. 28 – SHOWCase #2
私が映画撮影技師という バックグラウンドを持っていることを知っている方には、私がここまで現地撮影に興奮していることもそれほど不思議には思われないでしょう。というのも、撮影大好きなフォトグラファーであれば、毎日スタジオで撮影していと思う人なんていません。これはもう犬を家の外に放ち、好き放題走らせるようなものです。そのため、SHOWが盛り上がり続けるにつれて(一切途切れることなく)、SlickforceStudioからできる限り遠く離れた場所で撮影しようとしている自分がいました。
私は砂漠の一部(後にUltimate Graveyardとなる) を購入しましたが、なかなかその地に時間を費やしてはいなかったため、まだまだカメラを取り出す準備は整っていませんでした。そこで、Club Edという砂漠の中でも一番のお気に入りのスポットをDP に選びました。ここでは、マルティン・ローレンス、ティム・ロビンズをはじめ、ロブ・ゾンビによる「マーダーライドショー2」、「ナッシングトゥルーズ」など多くの映画撮影現場としても選べれてきた地です。
私が砂漠での撮影がここまで好きな理由は、まるで自分自身がA-game の世界に飛び込んだかのように思わせてくれるからです。水も無く、電力も無ければ、レストランも無いため、非常にタイトな撮影が求められます。私達はジェネレーターを持ち込み、もちろん超優秀なアシスタント達による撮影チームは一日中Antelope Valley 周辺での撮影に張り付いた状態でした(アシスタントのチェリーは当日のフライトまでの時間も迫っていました。チェリーごめんなさい!)。私は時々大規模な撮影で多くの宣伝などを得ることもありますが、一度も、最小限に抑えようと考えたことなどありませんし、私のスタイルではありません。私はこれまで、マイケル・ベイ、ジェームス・キャメロン、アントニオ・バーグラス、ハーブ・リッツらからディレクターやフォトグラファーとして常に多大な刺激を受けてきましたから。
SHOWCase #2のモデルらは遊び仲間のジェシカ・ブルシアガ、スーパースターモデル、ジェシカ・マキシマムスです。そこで私のチャプターフォルダーは「Jes²」と名づけました。彼ら二人とはこれまで数え切れないほどの雑誌を通じて仕事を行ってきました(J・マキシマムスと私はちょうど1年前のこの日はプエルト・リコでShow「In Paradise」の撮影を行っていました)。そのため、彼らがどれほど素晴らしいモデルかということも知り尽くしており、彼女らも私に完璧な信頼を置いていました。これはとても重要なことで、モデルがカメラマンを信頼していれば、彼らも本当に全力を尽くしてくれます。
彼女らは二人ともクレイジーな美体を持っており、J・マキシマムスが真っ赤に燃え上がるような髪で現れたのを見たときには、まるでコミック写真を撮るかのように 撮影をしようと決めました。私は彼女らをガスポンプの上でひざをつき、バケツの水を自らに注がせたり、トラック上を這わしたり、地面で転がらせたりなどを求めました。みなさん、この雑誌は本当に素晴らしいものになりました。ここまで私がイメージしたものが完璧に雑誌として現実に現れたものは、私が撮影してきたものでも初めてのことです。100ページにもわたる雑誌でこのような感想をもつことはそう簡単にはできません。そして、撮影時間は長時間(15時間)にわたり、関係者全員が疲れ果ててはいましたが、この撮影は私にとって過去最高に面白い撮影でした。恐らく2008年のうちでもトップ3には入る日でしょう。この日は私にとって、時に思い出として振り返り、そして子どもの頃に夢見た本当にしたいことを実現できたと感じることができる、他にない一日でした。
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フラッシュバック: 2008. 2 – ロゼリン・サンチェス Maxim カバー
Maxim en Espanol の編集者フアン・ロトゥーロに2月号の表紙にロゼリン・サンチェスの撮影を依頼されたときは本当に心がワクワクしました。というのも、ロゼリンはどう見ても世界一の美女の一人でもありますし、これまで何度も彼女の優しい性格についても耳にしていました。そして、彼女を使って撮影に失敗することなどまずなさそうでした。
Without a Trace女優(またはその編集者)に失礼のないよう、ニューススタンドはとてつもなくセクシーかつ、それでも上品なものに仕上げられました。結果的に、Maxim en Espanolは常にそのアメリカ版のものよりも、セクシーに仕上げられるようになりました。
大都市、ロサンゼルスの メヤン・シアター(今ではクラブとして有名)を撮影に向けて予約しました。メヤンの建物が素晴らしい背景となり、またサンチェスの旅行気分に答えるのにも充分な役割を果たしました。
カメラの前でも極めて自然な ロゼリンは常に地上で唯一のスーパースターそのものでした。彼女は彼女自身の撮影チームを使うことをリクエスト(私は私のチームのことを知り尽くしているため、新しい人々と働くことは常に新しいもの加えるチャンスです)しましたが、私も先月キム・カーダシアンのスタイリングにあたった、ジェニー・リッカーをスタイリストとして推薦することができました。
私はフアンに限らず、アートディレクターの オスカー・サンドラ(何となくいつもアートディレクターと仲良くなってる気が…)などMaxim のスタッフのみなさんと仲良くなることができました。彼らのおかげで、雑誌に載せる写真の選び方について多く学ぶことが出来ましたし、喜ばしいことに、私が選んだイメージは表紙も含め、全て雑誌に掲載されることになりました。彼らによると写真についてはロゼリンの承認を得る必要があるとのことでしたので、私は(緊張しながらも)彼女に私の横に座り写真選んでくれるかと尋ねました。そして彼女がイエスと答えたときには嬉しさのあまり固まってしまいました。
ロサンゼルススタジオオフィスに座り、ロゼリンと私は各写真へと目を向けていきました。そして彼女はほぼヌードに近い表紙のイメージにまでサインしてくれました。その後私達は2時間程その場に座り続け、仕事や彼女の婚約の話しについて語り合いました。ここまでしっかりしたクライアントは彼女以外に記憶がありません。
表紙はまさしく私が考えていたものが できあがり、今年一の最優秀セレブカバーの誕生です。悲しくも、この雑誌は彼らの最も高い販売数を誇る雑誌の一つではありましたが、この2刊後にMaxim en Espanolは廃刊になってしまいました。(彼らは今Maxim Mexicoに姿を変え、Espanol のカバーをMexicoへと変更したユニークなタイトルとして出版しています。)
ロゼリン・サンチェスは私の2年間の Maxim en Espanolの撮影の中で最も素晴らしいカバーでした。
QuickTrim/GNC ホリデー 広告 フューチャリング キム & クロエ・ カーダシアン
最近、QuickTrim ウェイトルーズサプリメントキャンペーン、フューチャリングキム&クロエ・カーダシアンの撮影の契約を頂ました。クロエと会うのはこれが初めてでした。彼女はただ彼女の姉妹たちのようにプロなだけでなく、少し皮肉っぽい口調で人を笑いを取れるモデルでした。キムと私はいつもシンクロしてるように調子が合うので、撮影も非常にスムーズに進めることができました。
Keeping up with the Kardashiansの テレビスタッフも当日、ドラマの撮影のためSlickforceにいました。彼らのよると、今回の撮影はこの12月中にシーズン4のうちのあるエピソードにて放送されるようです。みなさん一緒に注目しておきましょう。