マーベルの立役者 スタン・リー for WMB 3D

The Amazing Stan Lee and Spider-Man

私は自分のキャリアを通じ数々の美しい女性を撮影してきました。ですが、このようにヒーローと仕事ができる日はほとんどありませんでした。私がマーベル社、スタン・リー(共同制作者)にWMB 3Dで「レジェンド」を共に制作しようと依頼し、彼が頷いた時にはここまでの楽しみを経験することになるとは思ってもいませんでした。

リーはそのうわさ通り、寛大で、腰が低く、そして面白い人でした。あたかもスパイダーマンピンボールマシーンやシルバーサーファーの壁画などそれほどの大作ではないと言わんばかりに、彼のオフィスの壁には彼とロナルド・リーガン、スティーブン・スピルバーグ、ビル・クリントン、マイケル・ジャクソン(名前を挙げるとキリがありません)の写真が並べられていました。心からの感謝をリーと私たちの3D撮影にオフィスを提供していただいたPOW! Entertainmentのみなさんに送ります。こちらはスタン・リーからの抜粋です:天才の考え、 Issue 2 of WMB 3D!での特集。

“私は17歳で仕事を探していました。そして新しい出版社があることを聞きつけたので、オフィスに向かい、すぐに申し込みました。私は雑誌部に申し込んだつもりでしたが、募集していたのはコミック部でした。漫画家になるなんて考えたこともありませんでしたが、その仕事は面白く、実際に私の仕事ぶりも評価されました。会社に出世させられるので、今ではやめるにもやめられません。”

彼の仕事を見つけたきっかけも彼の活躍ぶりのどちらも、思いがけないもので、興味をそそられる内容でした。ですが、それ以上に面白いことは、いかにキャラクターとストーリーのアイデアが彼の頭には簡単に浮かびあがるのかです。彼は言います。「私自身なぜこのようなキャラクターを思いついたのかはわかりません。彼らが当時ものすごく特別だったとも思いません。出版社が私に「スタン、別のタイトルを考えてほしい」と言い、私はこれで本が売れるのであればローンが返せる、なんて思いながら「わかりました」と答えました。当時はその本についてインタビューを受けることなんて考えもしませんでした」とカジュアルに付け加えました

意外にも、リーはひらめきを得たことなどないと言います。「私は道を歩いているときに突然、「あっ素晴らしいアイデアが浮かんだ」などというタイプの人間ではありません。私が普段考えることなんて、今日の夕食は何か、または天気のことぐらいです。そして、休みの日にスーパーヒーローについて考えることはありません」と彼は言います。そして、私の次の質問を悟ったかのようにこう付け加えました。「夢を思い浮かべ、それを描き出す。ただそれだけです。私の仕事はごく簡単です」

2011年11月、88歳にして、リーはハリウッド・ウォーク・オブ・フレームからスターを受け取りました。そしてこれが妥当なものかと聞かれた際彼はこう答えました。「私がもっとお金持ちであれば、誰もこのスターを触らないように24時間の監視役を雇いたいです」そして、謙虚にこう加えました。「ポール・ニューマンやソフィア・ローレンらと同様のスターを頂けるなんて本当に驚きました。ですが、未だになぜわたしが頂けたのかは理解できません。たぶん彼らは私が誰か他の人だと思っているのでしょう。でも、このまま内緒にしておきます」

クレジット:
フォトグラフ by ニック・サグリンベニ
インタビュー by ケイティ・ペグラー

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