フラッシュバック: 2008. 9. 28 – SHOWCase #2

SHOWCase 2 - Jesikah Maximus & Jessica Burciaga

Scorchers in the desert

プロダクションショット: SHOWCase #2は私がプロデュースする第4弾のフルマガジンとなりました。SHOW出版社もまさに私と同様に砂漠での撮影に興味があったようなので、私達はSHOWCase #1の続編を前編から60日以内で撮影を行いました。

 

私が映画撮影技師という バックグラウンドを持っていることを知っている方には、私がここまで現地撮影に興奮していることもそれほど不思議には思われないでしょう。というのも、撮影大好きなフォトグラファーであれば、毎日スタジオで撮影していと思う人なんていません。これはもう犬を家の外に放ち、好き放題走らせるようなものです。そのため、SHOWが盛り上がり続けるにつれて(一切途切れることなく)、SlickforceStudioからできる限り遠く離れた場所で撮影しようとしている自分がいました。

 

私は砂漠の一部(後にUltimate Graveyardとなる) を購入しましたが、なかなかその地に時間を費やしてはいなかったため、まだまだカメラを取り出す準備は整っていませんでした。そこで、Club Edという砂漠の中でも一番のお気に入りのスポットをDP に選びました。ここでは、マルティン・ローレンス、ティム・ロビンズをはじめ、ロブ・ゾンビによる「マーダーライドショー2」、「ナッシングトゥルーズ」など多くの映画撮影現場としても選べれてきた地です。

 

私が砂漠での撮影がここまで好きな理由は、まるで自分自身がA-game の世界に飛び込んだかのように思わせてくれるからです。水も無く、電力も無ければ、レストランも無いため、非常にタイトな撮影が求められます。私達はジェネレーターを持ち込み、もちろん超優秀なアシスタント達による撮影チームは一日中Antelope Valley 周辺での撮影に張り付いた状態でした(アシスタントのチェリーは当日のフライトまでの時間も迫っていました。チェリーごめんなさい!)。私は時々大規模な撮影で多くの宣伝などを得ることもありますが、一度も、最小限に抑えようと考えたことなどありませんし、私のスタイルではありません。私はこれまで、マイケル・ベイ、ジェームス・キャメロン、アントニオ・バーグラス、ハーブ・リッツらからディレクターやフォトグラファーとして常に多大な刺激を受けてきましたから。

 

SHOWCase #2のモデルらは遊び仲間のジェシカ・ブルシアガ、スーパースターモデル、ジェシカ・マキシマムスです。そこで私のチャプターフォルダーは「Jes²」と名づけました。彼ら二人とはこれまで数え切れないほどの雑誌を通じて仕事を行ってきました(J・マキシマムスと私はちょうど1年前のこの日はプエルト・リコでShow「In Paradise」の撮影を行っていました)。そのため、彼らがどれほど素晴らしいモデルかということも知り尽くしており、彼女らも私に完璧な信頼を置いていました。これはとても重要なことで、モデルがカメラマンを信頼していれば、彼らも本当に全力を尽くしてくれます。

 

彼女らは二人ともクレイジーな美体を持っており、J・マキシマムスが真っ赤に燃え上がるような髪で現れたのを見たときには、まるでコミック写真を撮るかのように 撮影をしようと決めました。私は彼女らをガスポンプの上でひざをつき、バケツの水を自らに注がせたり、トラック上を這わしたり、地面で転がらせたりなどを求めました。みなさん、この雑誌は本当に素晴らしいものになりました。ここまで私がイメージしたものが完璧に雑誌として現実に現れたものは、私が撮影してきたものでも初めてのことです。100ページにもわたる雑誌でこのような感想をもつことはそう簡単にはできません。そして、撮影時間は長時間(15時間)にわたり、関係者全員が疲れ果ててはいましたが、この撮影は私にとって過去最高に面白い撮影でした。恐らく2008年のうちでもトップ3には入る日でしょう。この日は私にとって、時に思い出として振り返り、そして子どもの頃に夢見た本当にしたいことを実現できたと感じることができる、他にない一日でした。

 

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